ペクチン抽出の材料としてドラゴンフルーツの皮を使用した。 300, 450, 600Wの出力と5分または10分の加熱時間を用いたマイクロ波支援抽出(MAE)を検討した。 従来法と比較して、MAE法は高いペクチン収率を示し、マイクロ波電力600W、加熱時間10分で最も高いペクチン収率(23.11%)が得られた。 しかし、MAE抽出の際に、ペクチンの分解が起こり、粘度が低下したものと思われる。 そこで、ファジーアセスメント法(FAM)を用いて、MAEに適した条件を検討した。 FAMで得られた最も高い総合性能指数から、マイクロ波出力450W、抽出時間5分が劣化の少ない高いペクチン量を生成する好条件であることがわかった。 さらに、MAEペクチンのアンヒドロロン酸含量、エステル化度、フーリエ変換赤外スペクトルは従来のペクチンと変わらなかったことから、この抽出物はハイメトキシルペクチンに分類されることがわかった

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