ヒト骨髄芽細胞

骨髄芽細胞は骨髄に血管外存在する。 造血は骨髄の洞の間にある血管外の空洞で行われる。 洞の壁は内皮細胞と外膜網状細胞の2種類の細胞で構成されている。 造血系細胞はこの洞の間で索状あるいは楔状に並んでおり、骨髄芽細胞と他の顆粒状前駆細胞はこの造血系索の皮質下領域に集中している。

骨髄芽細胞は直径14〜18μmのやや小さな細胞である。 骨髄芽細胞は、直径14〜18μmのやや小さな細胞で、大きな楕円形の核は、非常に細かい非集積クロマチンでできており、3個以上の核小体がある。 細胞質は好塩基性で顆粒はなく、この点が骨髄芽球の後継者である前骨髄球と大きく異なる。 核小体は、リボソームタンパク質の集合場所であり、細胞質上に分散した様々な粒子に存在する。

顕微鏡で骨髄芽球とリンパ芽球を区別する主な特徴は、細胞質顆粒の存在、核クロマチンの凝縮の程度が低いこと、核小体が隆起していることである。

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