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Mercury Barometer

図2.9 : 水銀気圧計

水銀気圧計(図2.9)は、ある場所の気圧を測定する最も簡単な装置である。 一端を閉じたガラス管を水銀で満たした容器に浸したものである。 大気圧のために水銀は図のように筒の中を上昇する。 水銀の高さを$ h$とすると

$displaystyle P_{atm} - p_{A} ~=~gamma~h$ (2.).27)

ここで$ p_A$はAでの圧力で、水銀の蒸気圧$ p_{vap}$と等しく、$ 20^0C$の温度で0.16pa程度である。 大気圧を

$displaystyle p_{atm}~=~gamma~h$

また大気圧を水銀ミリグラムで表すと$ h$となり、$ p_A$は無視することが一般的である。 気圧の値が101,327パスカル、水銀の比重が133,100N/m3の海面条件では、気圧の高さは761mmHgになります。 気圧計の流体として水を使うこともできますが、その場合、水の高さは10.36m程度になります!

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(c) Aerospace, Mechanical & Mechatronic Engg. 2005
シドニー大学

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